DX-CO・OPプロジェクトでは施策を進めて行く中で「アジャイル」という手法を取り入れています。このnoteでは「アジャイルとは？」と、事例についてご紹介します！

アジャイルってなんだろう

「そもそもそんな言葉聞いたことない」
「聞いたことはあるけど…結局アジャイルってなに？」

そんな方もいらっしゃると思いますが、私たちがアジャイル手法を用いてなにをやっているか一言で言うと、『カイゼンし続ける』実践です。

アジャイル（agile）は直訳で「素早い・機敏な・（頭の回転が）速い」という意味があります。システムやソフトウェア開発の開発手法の一つで、短い期間で開発・フィードバックを行うことにより従来の開発方法と比較して素早くできるのが特徴とされています。

このアジャイルの考え方・手法はプロジェクトマネジメントにも有効です。例えば、以前紹介したコープシェフもアジャイルで進めています。

▼コープシェフについてはこちらの記事で紹介中♪

下図はコープシェフのトップ画面が変わっていく様子です。

トップ画面以外にもコープシェフでは現在も機能やUI（User Interface）が日々変化し、カイゼンが続いています。

なぜカイゼンを続けているのか？

取り組みが始まった当初、某Kリーダーより「DXはアジャイルだ！！」と指示があり、「えーーいつもよりなんか打合せもやることも多いし、大変になってない？？」と正直思っていました。

それから１年が経ち、『組合員さんに提供できる価値を常に最大化したいから』カイゼンをし続けていると感じています。

私たちが実践しているのは、
１．仮説を立てる
２．仮説の検証をする（ユーザーの反応を見る）
　　  例）・プロトタイプを用いたユーザーインタビュー
　　　　  ・実績数値を分析する　等
３．ユーザーの反応に基づきプロダクトをカイゼンする
という流れです。

この１～３を繰り返すことで、少しずつではありますがスピーディーに組合員さんによりフィットするサービスの提供を目指しています。

コープシェフでのカイゼン事例

コープシェフはレシピに必要な食材が​生協宅配で注文できるWebサービスです。トップ画面から好みのレシピを選ぶと材料・分量・レシピ詳細が表示され、必要な食材を注文することができます

2021年5月にリリースし、今日まで進化をしているコープシェフの具体的なカイゼン事例を1つご紹介します。

21年7月時点ではページ内特集コーナーを「バランス３食レシピ」と名づけ、肉や魚、かんたん（ミールキット）のジャンルごとの主菜３レシピを提案したいと考えていました。ところが、ユーザーインタビューで「バランス３食で提供されているのは１食分の献立ではないんですか？」との声があり、わたしたちの提案が伝わっていないことに気がつきました。
そこで、コーナー名を「今週のおすすめレシピ」に変更しました。さらに、表示するレシピをお買い得商品や旬などを考慮した内容にすると、注文完了率がアップした事例も得られました！

このようなカイゼンを短期間に繰り返すことで、常に組合員さんへ提供している価値をアップデートしています。

【豆知識】カタカナ表記「カイゼン」の意味

実は、”Kaizen”の表記は世界で通じる日本語で、日本では「カイゼン」のカタカナ表記が同義語となります。

カイゼンは現場の作業者が中心となり知恵を出し合う活動で、常によりよいものにしていくポジティブな意味があります。
そのため、わたしたちも「もっと使いやすくて楽しんでもらえるものを組合員さんに提供したいな！」というモチベーションで日々検討しています。

まとめ

目指す先が不確実だったり、変化に対応する必要がある場合は、常にゴールを調整しながら進めて行くアジャイルの手法は非常に有効だと実感しています。

今回のnoteでは、DX-CO・OPプロジェクトではアジャイルでカイゼンし続けている事例についてご紹介しましたが、具体的な進め方やメリット、苦労した点については今後発信していけたらと思っています！

では最後に、渾身のあいうえお作文で締めます💪🏻😀

ア：「あっという間にカイゼンを進め」（努力あってこそですが！）
ジ：「自分ひとりではなくチームで」（チーム制で取り組んでいます）
ャ：「野心を燃やして」（組合員さんのお役立ちのために🔥）
イ：「インタビューや分析をしながら」（仮説の検証、大事です）
ル：「ルンルンしちゃうミライを描く」（『楽しく便利なくらし』を皆様に提供できるよう頑張っていきます！）