古民家リノベを手伝ったら「新しいつながり」について考えていた話
ちょっと前に友人から「古民家をリノベーションして、ゲストハウスを作る!」と言われ、なんか楽しそう、くらいの気持ちで手伝いにいってきました。(※プライベートです)
古民家リノベのワークショップに参加した話
そこで、「漆喰塗りのワークショップやるよ!」と友人より声をかけられ
漆喰塗り…?ワークショップ…?
となったのですが、やりたいこととしては、絶賛リノベーション中の古民家の壁をきれいにするために漆喰を塗ること。
そして、古民家が結構広いので、とても1人や2人じゃやりきれないからInstagramで人を募集し、ワークショップを開催する、ということらしい。
(そもそも「漆喰」って日常ワードにないので、「漆喰ってなんだっけ」から私の場合は始まった…)
そのワークショップって…人集まるの?
という私の心配は無用で、当日は10名程度集まりました。
ちなみに、この古民家の場所は交通の便が良いわけでも、近くにおしゃれなお店があるわけでもありません。
参加者は中で、過去の古民家リノベに関わるワークショップに来たことがある方も数名いましたが、大半が初対面だったので自己紹介後、漆喰作りと漆喰塗りのそれぞれのチームに分かれて作業に入りました。
初めはみんなよそよそしいのですが、
「どこから来たの?」
「なんでこのワークショップに参加したの?」
「普段どんな仕事してるの?」
という会話からそれぞれ好きなこと・興味があること・今までの経験など、参加者同士の会話が弾みました。
そして、壁がきれいになり、ワークショップが終わるころには初めてあった人同士で「ここのお店のアイス美味しいらしいから帰りに一緒に行こうよ!」と仲良くなっていました。
DX-CO・OPプロジェクトのコンセプトにリンクしているかもと思った話
さて、なぜこんな話をこのnoteでしているかというと、DX-CO・OPプロジェクトのコンセプトに非常に繋がる経験だったと感じたからです。
DX-CO・OPプロジェクトの3つのコンセプト(のうちの一つに「流動的な地域共同体のプロデューサー」が掲げられています。
「流動的な地域共同体のプロデューサー」という言葉だけだとあまりピンと来なかったのですが、
あれ…まさにこの古民家リノベのワークショップ、流動的な地域共同体なのでは?!!
と思ったのです。
Instagramで興味のあるワークショップを見つけ、集まり、
『またいつか~』
と言い合って解散する。
まさしく流動的で、とても心地よいコミュニティの在り方だなと感じました。
当初コンセプトを聞いた際、「生協が地域共同体のプロデューサー…この時代、お節介では?」と正直なところ思っていました。
でも、色々な人と出会って相手の経験や意見を聞いたり、新しい体験をすることで自分の人生の選択肢や幅が広がり、
「人生って豊かになるなあ」
と壁をぬりぬりしている時にふと気が付きました。
デジタルの力で、今、生協の活動に参加している人と興味があるけどまだ行動に移せていない人を繋ぎ、広げることができるのであれば、意義のある取り組みになるかもしれない。
やるべきこと・やりたいことはまだあるな、と思いながら良い休日を過ごしましたとさ。
おしまい