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総勢739名参加!コープデジタルフォーラム開催レポート

DXの理解を深め、全国生協の取り組み事例を共有するため、「2022年度コープデジタルフォーラム」を2022年10月24日~12月14日に開催しました!

※もう少し詳しく・・・「コープデジタルフォーラム」とは?
全国生協職員向けのオンラインイベントです💻
今年度(2022年)が初開催となりました。
▼以下2部構成で実施▼
・全体フォーラム:トレンド情報学習・生協事例紹介を目的とした動画配信
・交流フォーラム:生協交流を目的としたオンライン会議

なんとこの「コープデジタルフォーラム」、初開催ではありましたが総勢739名の方にお申込みいただき、大盛況となりました!ご参加いただいた生協職員の皆様ありがとうございました✨

今回のnoteでは、フォーラム内での各報告概要や参加者の感想をご紹介します♪

1.基調講演『京都生協のDS(デジタルシフト)の取り組み​』

講師:京都生活 専務理事  髙倉 通孝 様
概要:京都生協では中期計画の「ありたい姿」を実現するために「DS(デジタルシフト)」を推進しています。「DS(デジタルシフト)」という言葉に込められた想いや、様々な取り組みの様子をご講演いただました。


▼参加者の感想・意見

  • 組織風土が変わらないといくら技術を導入しても変わらない!

  • 組織として推進する事を決定し、職員に推進リーダーという役割を持たせ、職員の意識改革を一気に進めていった事で、徹底度、本気度も一気に上がったことがわかりました。

  • 自分の生協でも広範囲にデジタル化を行おうとしているのですが、人材不足に焦点が当たっていないことに気付かされました。


2.学習講演『楽天全国スーパーの目指すもの』

講師:楽天グループ株式会社 スーパーマーケットOMO/DX事業企画 小林 英隆 様
概要:近年、食品小売業各社によるネットスーパー事業拡大の動きが見られています。楽天グループ株式会社様はネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」を立ち上げ、順次各社が参画しています。今回の動画では、ネットスーパーの最近の動向と楽天全国スーパーについてご講演いただきました。

▼参加者の感想・意見

  • 他社とパイを奪い合うのではなく、相互補完できる関係性を持つことは大切!

  • 生協はネットスーパーと供給の仕組みが異なるので、競合するのではないかと思っていましたが、ノウハウを確立しているプラットフォームを利用する手はあると考えが変わりました。

  • 現状の宅配の仕組みでは注文からお届けまでの時間が長いという点においては大きな課題であると感じています。宅配ではカバーできない点がカバーできる手段としてネットスーパーがあることがわかりました。


3.生協取り組み報告 

2つのテーマに沿って4つの生協の方に事例報告をいただきました。

テーマ(1)『デジタル活用による若年層取り込みへのチャレンジ』

報告①:「アプリとWeb広告、SNSを通じた若年層の取り込み」
講師:コープさっぽろ 森川 大 様
概要:全国の生協で、組合員の高齢化が進んでおり、新たな利用層である若年層の取り込みは生協にとって大きな課題です。コープさっぽろでは、アプリやWeb広告、SNSを通じて若年層の取り込みを進めています。特にSNS施策では、20代の若手職員中心に検討し施策を展開している事例についてご紹介いただきました。


報告②:「組合員アンケートを受けたe-フレンズリニューアルの取り組み」
講師:東海コープ 大坪 洋輔 様
概要:東海コープのe-フレンズサイト(生協買い物サイト)では、ますます増えるインターネット注文に対応するために、組合員アンケートを実施しています。より便利に使いやすいサイトを目指して改善を続ける、サイトリニューアルの取り組みについて報告していただきました。

▼『デジタル活用による若年層取り込みへのチャレンジ』をテーマとした交流会での参加者の意見・感想

  • ターゲットとしたい層へのアプローチが上手くいかなかったとき、同じ年齢層の人達を集めてやり方を検討していく思い切りの良さとそれが実行出来る体制が凄いと思いました。

  • 組合員様への連絡方法、返品等手続きの自動化、カタログ削減、など共通の課題があり、各々の生協・事業連合で取り組みを検討されていることが分かりました。

  • 他生協の取り組みについてお話を聞けたのが大変勉強になりました。特にカタログなしモデルについての取り組みを行っている生協が多く、お話を聞けて大変勉強になりました!


テーマ(2)『これからの新しい組合員接点を考える』

報告①:「コープこうべのDXが目指す新しい組合員との関わり方」
講師:コープこうべ  浜地 研一 様
概要:生協ならではの“助け合い”や“つながり”を促進する、協同組合らしいプラットフォームとは? 注文や加入ができるだけではなく、組合員、職員、地域の方々ともつながるコープこうべのアプリについて、開発の背景や今後の展望について報告いただきました。


報告②:「総合アプリ 『コープアプリ』 導入報告」
講師:コープCSネット 武居 康志 様
概要:コロナ禍により生活様式が変化し、各分野で急速にデジタル化が進んでいます。アフターコロナ以降も組合員から選択され続けるためには、生協もDXの推進が急務です。DXに取り組んでいるコープCSネットより、2021年度にリリースした総合アプリ「コープアプリ」をご紹介いただきました。

▼『これからの新しい組合員接点を考える』をテーマとした交流会での参加者の意見・感想

  • コロナ禍を踏まえてデジタルが一気に進んだ感はあり、接点を増やす点ではデジタルはやはり有効な手段であると感じます。交流の中では、配達時不在にしている組合員への接点や組合員活動への参加をどう描くのかなど、みなさんの問題意識も伺うことができました。

  • どの生協様にも共通しているのが、ユーザー(組合員)にとってどうなのかという視点でした。デジタル活用であったりそのツールの開発においては、ふときづくと使い手が置いてけぼりになっていることがよくあります。ここは忘れてはいけない絶対的なものだと改めて痛感しました。



コロナ禍では、全国の生協職員がリアルで集まる会はほとんど開催することができませんでした。しかし、動画配信やオンライン会議といったデジタルを活用して、職員の参加も手軽に出来るようになり、新しい形として今回開催することができました!今回のデジタルフォーラムが全国生協の交流のきっかけとなると嬉しいです🙋‍♀️🙋‍♂️

最後までお読みいただきありがとうございました!

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