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<前編>『いいやつ』が集まって物流の課題にチャレンジしているパートナー会社へ行ってみた

今回は「配送コース最適化」を提供する株式会社オプティマインドに突撃インタビュー!

▼「配送コース最適化」についての過去の記事はこちら

話を聞く前に「オプティマインド」ってどんな会社か調べてみたら、社長のnoteを発見。

「名古屋大学発スタートアップ」…ふむふむ。
アルゴリズムで社会課題を解決しようとしたけど、学問と実際の社会とのギャップがあって、諸々奮闘した結果、ラストワンマイル配送ルート最適化AI開発の現在に至るらしい。

…なんだか凄そうです。

しかし、私の頭にはついていけないところがあったので、実際に聞いてきちゃいました!

<今回のインタビューの目的>
・オプティマインドさんがどんな会社か知ってみる
・スタートアップ企業のマインドを学ぶ
・AI使ってるらしいけど、それってどんなもんか教えてもらう
・生協との取り組みについてぶっちゃけどう思ったか聞いてみる

それでは、行ってみましょう!
オプティマインドのオフィスに行き、窓口担当の小川さんとVPoT※(意訳:AI凄い人)の髙田さんの2名にお話を聞いてきました。

※VPoTとは
「VicePresident of Technology」の頭文字で、システム責任者を指します

オフィスの床が道路を模していて、早速キュンです♡

コース最適化のサービスを世の中に出そうと思った理由

ーそもそも、「オプティマインド」という会社名はどういった意味が込められているんでしょうか?

小川:
「最適な」という意味の「optimization」と「mind」をかけています。ロゴは頭文字の「O」を表しています。

おしゃれなオフィスの入口
赤い部分がロゴで確かに「O」だ…!

ーそれでいうと、配送コース最適化を提供しているサービス「Loogia(ルージア)」の名前はどのような意味ですか?

髙田:
Loogiaは、「物流」を意味する「logistics」と課題のソリューションとしての「AI」を組み合わせた造語です。
当時出てきたGoogleを意識して「oo」と表記してかっこよくしたという裏話もあります(笑)

音や文字にしたときの響きもこだわりがあるようです


ーなぜ「物流の課題」に着目したのでしょうか?

髙田:
「最適化で世の中を変えていきたい」と思ったときに、物流の現場はまだまだ人手の作業が多く改善の余地があると実感としてありました。その理由として、簡単に最適化を適用できるデータがなかったり、現場それぞれで事情が異なったりするためです。
だからこそ、燃えたというか、『我々がやるしかない!』という気持ちになりました。

物腰柔らかく回答していただきましたが、パッション溢れる髙田VPoT
今回はリモートでのインタビューにご協力いただきました!

小川:
物流の現場は日頃の業務に忙殺されてしまいがちです。そこを、最適化の技術を使って助けたいという気持ちがあります。人がやらなくてもいい業務を自動化・効率化して、作業負荷を下げ、人でなければできないこと、例えば、配送業務でお客さんに荷物を渡す際に一言添える、といった心の余裕を持ってもらいたいと思っています。そして、より人間らしいところを人間が集中してできるようになれば、『温かみのある世界』の実現につながると考えています。

オプティマインド流 組織の在り方

ー人想いで、組織に「mind(マインド)」が非常に感じられたのですが、企業文化として重要になる「ミッション・ビジョン・バリューの浸透」ってどんな風にされたんでしょうか?

(オプティマインド採用資料より)
アルゴリズムと現場の懸け橋になることを目指して掲げたミッション
物流の改善が世の中的に一番難しいからこそチャレンジするためのビジョン
バリューは創業時のメンバーが検討したとのこと

小川:
次の機能でなにを入れるか、といった課題に直面した際、ミッション・ビジョンを照らし合わせて判断するようにしています。仕事を進めるのに困ったときに使う指標・軸にしているのがビジョンとバリューです。
意思決定する際の判断軸としてミッション・ビジョン・バリューに触れる機会があり、組織に浸透していると感じています。

ーバリューの中の『謙虚力』という言葉はなかなか見かけないですが…

小川:
『現場への配慮や謙虚さを忘れないように接しよう』という意味で掲げられたものです。「私たちが正しいんだ!」と一方的に主張したり、エンジニアが「自分たちが技術を作っているから偉い!」という感覚ではなく、みんなで作って行く文化があります。

ーそれで言うと、『いいやつが多い』って採用の資料で見かけたのですがほんとですか?(笑) 

(オプティマインド採用資料より)

小川:
もともとエンジニアは職人気質で話しかけづらい印象がありましたが、オプティマインドのエンジニアは質問したら快く回答してくれます。オープンだし、いいやつが多いなと実感としてありますね。

『いいやつが多い』と笑顔で回答をしているときの小川さん

髙田:
仕事ができると調子に乗ってしまう・他を見下すという社会一般的な風潮もありますが、オプティマインドはお互いの技術領域やビジネス担当の仕事を尊敬できていると思います。社長の松下が創業当時から『自分の力だけでなく、みんなのお陰で成り立っている』と思う事を大事にしており、それが謙虚力に繋がっていると思います。自分自身も仕事をしている中で「そういう人たちが集まっている」と感じていますね。

ーだからこそ、人を大切にする温かみのあるサービスを提供できているんですね。プロジェクトに取り組む中での謙虚力、私も忘れないようにしたいものです!


本来オプティマインド社が提供するサービスは「配送ルート最適化」ですが、生協で本サービス(Loogia)を説明する言葉として、普段使用している用語の親和性から「配送コース最適化」としております。そのため、この投稿では「配送コース最適化」としてご紹介しております。

(後編へ続く)


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