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ムラ・ムリ・ムダを省いて効率化! 宅配センター「標準化」へのチャレンジ

日々、デジタルの世界でがんばるDX-CO・OPプロジェクトですが、宅配事業では、アナログ的なカイゼンの取り組みもとても大事。今回は、宅配センターの「標準化」についてご紹介します。

より強い事業構造を作ろう 宅配事業のリノベーション

DX-CO・OPプロジェクトは、2030年に向けて「人生100年時代を支える事業を築いていこう」という方針のもと取り組まれています。
DXとともに三本柱の一つとしているのが「宅配事業のリノベーション」です。

宅配事業のリノベーションは「もっと若年層が利用しやすい宅配に変えていこう」、そして「より強い事業構造をつくろう」ということをめざしています。
生協は非営利組織ですが、剰余(利益)が出なくてもOKというわけではありません。安定した経営基盤があってこそ、安全・安心な商品をお届けしたり、より便利なサービスのために物流・システムに投資したり、といったことができます。(そして、人材確保・育成のためにも職員の処遇改善も重要!)

宅配センターの現場の課題

宅配事業には、輸送・仕分けなどの物流、カタログの制作・配布など、様々な業務がありますが、組合員さんのお宅にもっとも近いところで働いているのが宅配センターの現場です。
宅配センターの現場では、例えば、「他のセンターに異動すると手順が違っているので、また覚え直す必要がある」「個人個人で作業時間にバラツキがある」などの課題があります。ムラ・ムリ・ムダを省き、効率化を図っていくには、作業を見直して「標準化」していくことが必要です。

生協どうしで学び合う「標準化スクール」

具体的な取り組みとして、2023年度は、「標準化スクール」を開催し、損益改善の手法として、標準化を学び実践しています。
宅配センターの現場視察を通じ、参加者それぞれの気づき、課題などを出し合います。そして、自分の生協に課題を持ち帰り、実践した事例をチームで共有します。

例えば、事務作業のカイゼンにも取り組んでいます。配達が終わった後、宅配センターでは、注文用紙提出、お預かりした書類の確認、返品のあった商品の処理など、様々な事務作業があります。
宅配センターに戻ったあと、事務作業をどの順番で何分を目安に…ということが、一目でわかるよう表示して、迷わずに仕事ができるように工夫しています。

作業工程の見える化・標準化を各生協で実現しています👆

DXでは、AIを活用した配送コース最適化などに取り組んでいますが、一方で、宅配センターの現場でも着々とカイゼンを積み重ねています。
これも立派な「だんだんトランスフォーメーション」!

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